北斎館

北陸へアートを巡るときどきキャンプの旅です

長野県小布施にある北斎館の企画展
北斎と感情です

北斎は90歳で生涯を終える最晩年
83～88歳の間に江戸から約240km離れた
小布施町へ何度も徒歩で行き来したとあります

版画とその色彩、北斎ブルーで有名ですが
晩年は肉筆画（直接描く）を多くのこしています
「天があと10年、あと5年命をくれたなら、
真の絵師になれただろうに……」と
北斎は70歳までに描いたものは取るに足らない
ものと自身の作品を評価し
100歳を超えて描く一点は一つの命を得た
かのように生きたものとなろう
と言っていたようです

挿絵を多く残したのは北斎40代です
175年前の作品とは思えない
あらゆる娯楽のない時代に
物語を表現する北斎の挿絵は
狂いない透視法と他の作家にない構図と
緻密な描写が目につかないほどさりげなく
登場人物に焦点がありました
後半の写真は富嶽三十六景ですが
富士山にさりげなく目がいきます

葛飾北斎と草間彌生は世界に影響を与えた
日本代表の作家です

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どこビュン旅、長野駅に到着したあと、長野電鉄に乗って小布施🌰へ。栗はオフシーズンだったけど、駅からの景色や静かな街並み、北斎館など目にも優しい春の小布施。
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今日は、小布施🌿
北斎館にて、東町祭屋台の天井絵「龍」「鳳凰」図と、怒濤図「男浪」「女浪」を堪能し、岩松院の「八方睨み鳳凰図」も浴びて参りました！🐓

アクリル版やガラス越しでも浮世絵原画、肉筆画はパワーがありますが、畳２１枚分もの天井画がなんの遮りもなく見られる八方睨み鳳凰図は、もう圧巻でした。

拝観者があれば、15分ごとに語り部さんが云われなどを語ってくれますが、誰もいない大間で鳳凰とふたり、何を語り合ってるのかと聞いてみたいような、野暮なような……。

今は、鳳凰図の設計図の実物も見られて、大きな天井絵も丸めて持ち歩けるこんな小さな下絵から始まるのだと、感心やら感動やら。（いつもは設計図の実寸大の写真の展示だそうです）

使っている岩絵の具や墨、膠なども展示されていました。そのなかに「草の汁」だったかな？も含まれていて、北斎も植物を使って自分で絵の具を作っていたのだな～と。摘んで、すりつぶして、濾している姿を想像してみたり🌿

後で知りましたが、北斎が亡くなったのが、嘉永2年4月18日（1849年5月10日）。
令和6年4月18日に岩松院で鳳凰に睨まれる。身が引き締まりますっ！

お猿のお面は、和紙の中條さんにて🐵
猿に河童、天狗に鬼、大小さまざまなお面が飾られる店内に、大きな道祖面も飾られていました。
お店の方も丁寧にいろいろ教えてくださるし、何度も通いたいお店です😚

終わりに、4月28日に開催される「境内アート小布施×苗市」の会場となる玄照寺さんにご挨拶。
私もアート部門とクラフト部門で参加させていただきます！（告知まだしてなかった。します～）
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小布施町、改めてぶらぶら散歩してみると、深堀したいこと沢山でした⛰️しばらく時間をゆっくり進ませたいと思います😁⏳️

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