• 前掛山への登山客(10月)
    2006.10.26

    活火山 浅間山への登山規制が緩和され、登山客急増

    観光やショッピングに人気の軽井沢の西側にそびえる浅間山。今も噴煙がたなびく活火山ですが、9月に、気象庁が「火山活動度」をレベル2から1に引き下げました。2年前、20年ぶりに噴火してから、登山は、火口から4キロ以内、'05年6月からは2キロ以内に立ち入り規制されていましたが、それも小諸市側からは500mに緩和されました。外輪山の前掛山まで「自己責任」で登山可能となり、噴煙を上げる浅間山を真近で見られるるため、登山客が昨年の数倍に増えています。規制を守らず火口まで行く人もいるようですが、まだ、火山ガスや小噴火の危険があります。登山の際は、小諸市など地元の最新情報に従ってください。
    信州の標高の高い山で、通常の装備で登山やトレッキングを楽しめるのは、場所や天候によって10月中か11月半ばまで。その後はプロ並みの装備と経験が必要な冬山となります。

  • 「アルプス平自然遊歩道」の今年の紅葉(写真提供:白馬五竜観光協会)
    2006.10.17

    雪の白・紅葉・木々の緑の「3段紅葉」

    10月連休時の荒天で、白馬岳などで数人が亡くなられる遭難事故があった後、信州らしい秋晴れの青空と朝晩の冷え込みが続き、遅れていた紅葉も本格化しています。連休前後にアルプスの上部が早くも冠雪したため、今年は、「雪を頂く山頂の白・山腹の紅葉・山麓の緑」の見事な「3段紅葉」が見られました。連日大にぎわいの上高地では、冠雪した穂高連峰がすばらしく美しく見えたそうです。
    今は、雪は稜線に沿って少し残る程度ですが、場所によって紅葉とのマッチングが楽しめます。10/17時点で、志賀高原・鍋倉高原米子大瀑布湯の丸高原八千穂高原・蓼科高原・八方尾根乗鞍高原・木曽の赤沢自然林水木沢天然林などの高原地域で見頃を迎えています。

  • 採り立てのクルミとクルミパン
    2006.10.12

    クルミと栗の美味しい季節♪

    信州の秋の味覚の代表と言えば、今年10年ぶりの豊作の松茸や、キノコ・果物・ソバですが、クルミと栗も忘れるわけにはいきません。この時期は、あちこちで、栗のイガやクルミの殻が落ちているのを見かけます。クルミを拾って割り、クルミパンを焼くのも秋の楽しみの一つです。
    クルミと栗は、この時期、各地の直売所などの店先で目にしますが、中でも、東御市の浅間山麓が全国一のクルミの産地で、道の駅「くるみの里」などで生クルミやクルミのスイートを売っています。栗は、栗おこわや栗菓子で有名な小布施が主な産地です。

  • 軽井沢の市街地の猿
    2006.10.11

    熊、猿、イノシシ、鹿、タヌキ・・里に来る野生動物たち

    今年は、夏までの異常気象で里山で栗やドングリが小ぶりのためエサ不足で、野生動物が里に出没した話をよく耳にします。小谷村では中学生が登校中に襲われ、大町市では全生徒が熊除けの鈴を付けて登校する異常事態。
    猿が頻繁に出没し、昨年全頭駆除すべきかどうかで議論となった軽井沢では、10/6までアジアで初めての国際クマ会議が開かれていて「どうすれば野生動物と共生できるか?」について話し合われています。一般向けのセミナーや星野道夫の写真展もあります。熊の活動は、9月を過ぎるとおさまりますが、ハイキングの際は十分お気を付けください。

  • 束に分ける独特の「ぼっち盛り」の戸隠そば
    2006.09.21

    この秋各地で行われるソバ祭り&キノコ狩り

    台風の去った後、空気も澄み、朝晩は上着が欲しい季節になりました。秋の信州の楽しみはソバとキノコ。ソバの産地として名高い戸隠で今週末9/22~/23に開かれる戸隠そば祭りを皮切りに、松本城周辺で10万人以上の人が訪れる10/7~/9の連休の「信州・松本そば祭り」、新そばが食べられる「白馬村のそば祭り月間」など、各地でそば祭りが開かれます。
    信州の本屋では、この時期、「キノコの見分け方」のハウツー本が並びます。里山でのキノコ狩りツアーや、全国2位の生産量の信州産松茸料理の集いをお楽しみください。

  • 満開時のコスモス(黒姫高原コスモス園提供)
    2006.09.12

    コスモス&ソバの花の美しい季節です

    9月前半はここ信州も昼は30℃前後の暑さが続きましたが、周りを見渡すと、リンゴが色付き、ブドウが香り、稲刈りも始まっています。9月の信州は、あちこちでコスモスとソバの花が見られる時期です。コスモスは、日本屈指の約50品種100万本が咲く黒姫高原、佐久市「コスモス街道」、飯島町「中央アルプス花の里」などで満開を迎えており、10月中旬頃まで目を楽しませてくれます。黒姫高原コスモス祭り・信州のコスモス園のぺージをご覧ください。
    そばの花も、9/22~23にそば祭りが開かれる戸隠など、今、各地で満開となっています。箕輪町伊那高原赤そばの里では、ピンク色の珍しいそば「高嶺ルビー」の花が、これから10月中旬まで見頃です。

  • 写真:原村星まつり実行委員会
    2006.09.06

    9月は、満天の星と天の川を見るベストシーズン

    空気が澄み渡る9~10月は、高地でもまだあまり寒くなく、天の川も方角的に冬よりよく見えるため、信州で星空を見るには最適の季節です。中でも月明かりのない9/23の新月の前後でよく晴れた夜、信州の星空観測スポットなどに出かければ、天の川や流れ星など満天の星空が見られます。お天気をチェックしてからお出かけください。
    また、今は月光も美しい季節ですね。旧暦の8/15、中秋の名月、は今年は9月ではなく10月6日です。「田毎の月」で名高いおばすて観月祭や、松本城月見の宴は、10/7(土)~10/8(日)とその前後に行われます。

  • '04年のオーケストラコンサートを指揮する小澤征爾
    2006.09.01

    サイトウ・キネンのコンサートを聴いてきました

    9/12まで行われているサイトウ・キネン・フェスティバル・松本。8/31にザ・ハーモニーホールで行われたコンサート「ジョゼ・ヴァン・ダム バリトンリサイタル」を聴いてきました。曲目はシューベルトの歌曲集「冬の旅」全曲で、会場にはご病気から復帰された総監督の小澤征爾さんや他のメンバーの方も聴きに来ていました。失恋した青年の苦悩を歌う「冬の旅」、ヴァン・ダムも年齢を超えた若々しく情熱あふれる歌い方で歌い、すばらしいコンサートでした。
    今年は公演によっては当日券が販売されることもあるので、公式サイトのニュースは要チェックです。松本市民による応援ブログにも、コンサートの模様などが掲載されています。また、新まつもと物語の携帯専用サイト http://skf-m.net/ では、公演前後の食事・休憩にオススメの飲食店情報が掲載されています。

  • 2006.08.28

    収穫の季節スタート!

    信州では、東京などより一足先に学校の夏休みが終わりましたが、入れ替わりでやって来るのが収穫の秋。まだまだ美味しい完熟トマトや信じられないぐらい甘いもぎ立てトウモロコシなどの夏野菜と、ブドウ・リンゴ・梨・桃・生プルーンといった果物が続々と出荷されています。家庭菜園の収穫とご近所からの頂き物もあって、我が家の冷蔵庫はいっぱい(^o^) これからの季節、長野牧場祭りを皮切りに各地で開かれる収穫祭・八ヶ岳農場のような各地の直売所などの売り場グルメスポットで、旬の山の幸を味わってみてください。直接お越しになれない方は、信州の特産品のインターネットモールでどうぞ。

  • 小澤さんが姿を見せたサイトウ・キネンの一会場 ハーモニーホール(松本市提供)
    2006.08.18

    サイトウ・キネン・フェスティバルなど各地で音楽祭開幕

    お盆が過ぎて、早くも秋風が吹き始めると、信州各地でクラシック音楽祭が開かれるシーズンになります。サイトウ・キネン・フェスティバル・松本が今年も8/17に開幕、ご病気で心配された小澤征爾さんが元気な姿を見せ、会場に拍手が鳴り響きました。「心配をかけたけど、もうすっかり大丈夫」とのことです。サイトウ・キネン・フェスティバルは9/12まで開かれます。
    また、プロの音楽家によるレッスンやその成果を見聞きできる飯田市のアフィニス夏の音楽祭も8/17に開幕、木曽文化公園文化ホールでの木曽音楽祭は8/24に始まります。軽井沢大賀ホールでは、8/25からショパン国際フェスティバルと軽井沢国際音楽祭が行われます。