• 長野市松代のあんずの花
    2020.03.02

    台風被害・雪不足・新型肺炎の3重苦の中、春の花は早く咲き出してます

    昨年の台風19号の被害の後、暖冬による雪不足、そしてコロナウイルスによる新型肺炎と、観光業界には3重苦と言える厳しい状況の信州です。長野県内でも新型肺炎の感染者が2名出て、人が集まるイベントの多くが中止になっています。

    そんな中、春の訪れは早く、松本市四賀の福寿草はもう見頃を迎えています。「福寿草祭り」は中止になりましたが、花は自由に見られます。安曇野大王わさび農場のわさびの花も祭りは中止ですが花は咲き始めています。
    上田のスイセンまつりは、今年は早めの3/28から今のところ予定通り開催されます。諏訪のザゼンソウの里公園は遊歩道が整備され、3年ぶりに「ザゼンソウまつり」が3/28~29に開催予定です。
    あんずの開花も早まりそうで、3月末~4月初めと予想されています。写真のあんずは台風の被害からの復興に奮闘中の長野市の松代地区の例年の様子で、あんず祭りを3/25~4/5に予定されています。

    手洗いなどの新型肺炎対策を充分に行いながら、信州の春の自然をお楽しみください。

  • 志賀高原高天ヶ原スキー場(1/18 写真:ホテル銀嶺)
    2020.01.19

    雪が少なくアクセスしやすい今冬。スキー場や雪・氷のイベントは"ONE NAGANO"の復興スローガンで奮闘中!

    暖冬で全国的に雪が記録的に少なく、長野県内のスキー場も場所・標高・降雪機の台数により、上部のゲレンデだけ滑走可能だったりしていますが、懸命の努力で整備してほとんどのスキー場はオープンしています。

    世界有数の豪雪地飯山の雪のイベントとして近年人気のかまくらの里では、地元住民が苦心して1/24のオープンに向けてかまくらをせっせと作られています。例年より予約はしやすいです。

    気温も高めですが夜は氷点下になることが多く、氷のイベントの鹿教湯温泉氷灯ろう夢祈願は例年通り開催中。今年は台風の被災の復興を祈願して"ONE NAGANO"のスローガンの元、別所温泉でも氷灯ろうが2/7~11に行われます。

    松原湖のわかさぎ穴釣りは1/17にやっと一部解禁、木曽の白川氷柱群は少し氷柱ができ、冷え込みが続くことが期待されています。

    道路も雪が少なく例年よりアクセスは楽ですが、凍結している箇所も多く冬用タイヤは必須です。

  • 被災したリンゴ園(11/23 長野市穂保)
    2019.12.08

    がんばろう長野! 農業ボランティア&善光寺参道のイルミネーション

    台風19号で千曲川が決壊した長野市のリンゴ畑の信州農業再生復興ボランティアに行ってきました。
    樹が丸ごと水に浸かったため収穫できないリンゴ園や1階部分が完全に破壊されている家屋は、ニュースで見るよりずっと悲惨です。全国各地からいろんなボランティアの方が集まっていて、地元の方々が暖かい料理や温泉の無料券などでもてなしているのが救いでした。
    農業ボランティアは雪が積もるまでが勝負で、12/15までは募集しています

    観光客の減少面による打撃も、千曲川沿いの飯山・長野・上田・佐久の他、長野県全般に影響しています。

    開催が危ぶまれていた善光寺の参道のイルミネーションは、関係者の尽力で予定通りの日程で2/11まで、復興への願いを込めて行われています。昨年行われた善光寺内のイベントは中止されましたが、2/6~11には恒例の長野灯明まつりも行われます。長野県内では冬の間、軽井沢など他の場所でも美しいイルミネーションが見られます。
    長野市では、全面改築で休館していた東山魁夷館と信濃美術館の内東山魁夷館が10月に改築完了してリニューアルオープンしています。
    宿泊料が国の予算で割引される「長野県ふっこう割」も12月中旬から始まります。ボランティアや観光に信州へぜひお越しください!

  • 軽井沢「シャーロック・ホームズ像」の紅葉(11/10)
    2019.11.11

    今年はまだ紅葉が見頃。台風の後奮闘する信州へお越し下さい!

    長野県内の紅葉スポットは、今年はまだ見頃のところが多く、昨日行った軽井沢もちょうどピークでした。平地や南信エリアではまだ1週間ぐらい楽しめそうです。
    米子大瀑布角間渓谷は残念ながらアクセス道路が通行止めのままで行けませんが、他の紅葉スポットは、一部道路が少し迂回路になる所もありますが、問題なく訪れることができるようです。
    県内の鉄道は北陸新幹線が一部減便、別所温泉に行く上田電鉄別所線の一部区間と、しなの鉄道の上田駅~田中駅間が今週まで、代行バスによる運行となっている他は正常運行となりました。

    浸水被害の大きかった長野市の北東地区には、全国からボランティアの方々がお越し頂いています。

  • 長野市の千曲川決壊箇所(10/13 出典:国土地理院)
    2019.10.17

    台風の影響による交通機関の情報と紅葉

    台風19号で、長野県内は北部東部などで大きな被害や影響が出ています。特に、写真の千曲川の決壊箇所は日本有数のリンゴ畑等農地と住宅地が広がる場所で、賢明の復旧作業が続いています。
    観光面では、県内の道路が一部通行止めで、角間渓谷などアクセスできない観光地や温泉などがありますが、ほとんどの宿・施設・お店は営業して集客に奮闘しています。
    問題は東京方面からのアクセスで、北陸新幹線は減便して運行していますが、松本方面への中央線は特急あずさが10月中不通、高速道路は中央道・上信越道とも一部区間が10月下旬まで通行止めで、迂回する必要があります。

    遅れていた紅葉が始まっていて、志賀高原白駒池乗鞍高原美ヶ原高原白馬八方尾根などで見頃になっています。
    標高が低い松川渓谷別所温泉や、人気の奥蓼科御射鹿池と横谷渓谷木曽阿寺渓谷・大峰高原の大カエデなどは色づきはじめです。
    台風の影響のない宿や施設も、観光シーズンにもかかわらず、予約のキャンセルなどで大きな打撃を受けています。交通情報をご確認の上、ぜひ紅葉の美しい信州にお越しください。

    長野県では義援金ふるさと納税による寄付、各市町村ではボランティアを受け付けてます。

  • 収穫したブドウ
    2019.09.16

    今年も!果物の収穫がピークに

    9月中旬なのに日中は暑い日も多く、紅葉は例年より遅れそうな信州です。

    もう一つの秋の楽しみ、果物の収穫は、ピークを迎えています。
    自宅のブドウ棚も収穫を始めました。独特の香りと味があるナイラガラという品種で、栽培しやすくて安価でこの時期にたくさん出回りますが、長野県以外では見かけません。
    ブドウの他にも、新リンゴや梨などが、所狭しと直売所や八百屋に並んでいます。今年は、採り立ての味を新幹線を使って東京駅で9~11月に数回販売するイベントトながの果物語り 新幹線マルシェも始まりました。

  • 2019.08.18

    信州の山や高原は、最高気温が15~25℃。平地も熱帯夜はなし♪

    今年も猛暑となり、信州も真昼の日なたは30~35℃で、お昼に到着された観光客は「普通に暑いね」とおっしゃいますが、湿気が少ないため、木陰や朝晩は涼しいです。最低気温25℃以上の「熱帯夜」は、長野市では7日間ありましたが、長野県内の他の地域では一度もありません。
    気温は、高度が1000m上がれば6.5℃下がるそうなので、1,500~2,000mの黒姫志賀高原美ヶ原乗鞍高原湯の丸高原八千穂高原・菅平・野辺山などの高原は、下界が猛暑の真昼でも20~25℃程度です。
    登山やロープウェイで行く標高2,500~3,000mの場所、例えば、乗鞍岳新穂高ロープウェイ槍ヶ岳・千畳敷カール・赤岳蓼科山などの山の上は、最高気温15℃のところも。

    また、針ノ木や白馬の雪渓や、渓流があり森林浴ができる木曽の阿寺渓谷赤沢自然休養林水木沢天然林も避暑にはいい所です。

  • 火山警戒レベルが1になった浅間山
    2019.07.06

    夏山シーズン到来♪残雪もようやく溶け、浅間山に続き御嶽山も登頂可

    7~8月の夏山登山の季節を迎えた信州です。
    今年は冬の積雪量は多くなかったものの、温暖化している近年では涼しい春だったために雪解けが進まず、アルペンルートの雪の大谷も長く楽しめていましたが、6月終わりの雨で一気に雪が溶けた登山道が多いようです。それでも槍ヶ岳等3000m級の登山コースには、まだ1週間ぐらいは一部雪に覆われているのでご注意ください。
    コマクサニッコウキスゲ等の高山植物も去年より遅め、これから見頃になりそうです。

    活火山の浅間山は、昨年8月に火山警戒レベルが一番弱い「1」になり、今年は内側の外輪山「前掛山」まで登れます。5年前に突然の噴火で多くの方が亡くなった木曽御嶽山も、今はレベル1で、シェルターなどの対策も講じられ、7/1から黒沢口登山道から山頂まで登れるようになりました。
    山歩きにお越しの方は、ハイキング・登山コースのリストを参考に、十分な準備でお越しください。

  • 2019.06.02

    旧開智学校が国宝に指定。2つの国宝建造物を歩いて見られる松本

    ここのところ、暑かったり夜は寒かったりの信州ですが、花と新緑がとても美しい季節で、中野などのバラ園や、6/16まで開催中の信州花フェスタが賑わっています。

    松本では、日本で最も初期に建てられた小学校の旧開智学校が国宝になることが決まり、国宝松本城とともに中世・近代の建築を歩いて巡れることになり、地元で盛り上がっています。
    学校建築が国宝になるのは日本初だそうですが、長野県には他に、国の重要文化財である佐久の旧中込学校もあります。

    長野県の国宝の建造物は6箇所になりました。他の4つは寺社で、善光寺・上田の安楽寺・大町の仁科神明宮・青木村の大法寺です。